ロードバイク・クロスバイク向けCO2・電動・ミニポンプまとめ
ロードバイクやクロスバイクに乗っていると、どうしても避けられないのが「パンクトラブル」です。
私自身もこれまでに駅の駐輪場と自宅で2回パンクを経験しましたが、いずれも経年劣化によるもので、自宅でチューブ交換を行いました。それ以来、一定期間ごとにタイヤやチューブを交換するようにしています。
そのおかげで、今のところ出先で急にチューブ交換をする経験はまだありません。
普段はゆるポタ中心でロングライドも少なめなので、携帯ポンプを常時持ち歩いてはいませんが、やはり「お守り」として1つは用意しておきたいアイテムです。
この記事では、私が実際に興味を持ち、購入候補としてチェックした自転車用携帯ポンプを
- CO2インフレーター(インフレーター式)
- 電動式
- 携帯ミニポンプ
- フレーム固定型ポンプ
の4タイプに分けて紹介していきます。
1️⃣ 携帯ポンプの種類と選び方のざっくり整理
まずはざっくりと、携帯ポンプの種類ごとの特徴をまとめておきます。
- CO2インフレーター(インフレーター式)
- 長所:一瞬で高圧まで入る/非常にコンパクト・軽量
- 短所:ボンベは使い切り/1日ほどで気体が抜けやすい(緊急用)
- 電動携帯ポンプ
- 長所:ボタン1つで指定圧まで自動で充填/複数台にも対応しやすい
- 短所:価格が高め/動作音が大きいモデルも多い/バッテリー管理が必要
- 携帯ミニポンプ
- 長所:ガス不要で繰り返し使える/比較的安価/軽くて小さい
- 短所:高圧まで入れるにはポンピング回数が多くて疲れる
- フレーム固定型ポンプ
- 長所:サイズに余裕がありポンピングが楽/地面に置いてフロアポンプ風に使えるモデルも
- 短所:かさばる/バイクの見た目が少しゴツくなる
「どれが正解」というよりは、走る距離・パンクの頻度・荷物の量によって向き不向きが変わってきます。
ここからは、それぞれのカテゴリで気になったモデルを見ていきます。
2️⃣ インフレーター式(CO2ボンベ)おすすめモデル
TNI 炭酸(CO2)ボンベセット(レバータイプ)
手軽にチューブを膨らませる手段として、定番なのがCO2インフレーターです。
TNIのレバータイプは、バルブに固定してレバーを回しながらCO2を調整して充填できるので、ガスを一気に放出してしまう失敗が起きにくいのがポイント。
- バルブにしっかり固定してから充填できる安心感
- レバー操作でガスの出力量を調整しやすい
- 緊急時に短時間で規定圧近くまで入れられる
CO2は一瞬でチューブを膨らませられる反面、1日ほどで抜けやすいため、あくまで「自宅やショップまで戻るための緊急用」と考えるのが基本です。
TNIのCO2ボンベには16gと25gの2種類があり、700×28Cタイヤなら20g前後を目安に1本で実用レベルまで入れられます。
規定気圧近くまできっちり入れたい場合は、タイヤサイズに合わせてボンベを使い分けると良さそうです。
TNI CO2 ボンベセット(バルブタイプ)
こちらはダイヤル式のヘッドを採用したモデルです。
- ダイヤルでガス量を細かくコントロール可能
- レバータイプに比べてコンパクトでスッキリした外観
操作感の好みでレバータイプと選べますが、よりシンプルでスリムな見た目が好みならバルブタイプも有力候補です。
ROCKBROS CO2 ボンベ インフレーター ミニ
ROCKBROSのCO2インフレーターも、バルブに固定してから充填するタイプ。
- 仏式/米式兼用の2in1バルブ
- ダイヤル式でコンパクトなデザイン
- スポンジカバー付きでボンベの冷え対策も◎
価格はTNIよりやや高めですが、デザイン性やコンパクトさを重視するなら候補に入る1本です。
3️⃣ 電動携帯ポンプおすすめモデル
フロアポンプほどのスピードや静音性は期待しにくく、
「あくまで旅先用・非常時用の電動サポート」と割り切っておくのがちょうどよい使い方だと思います。
CYCPLUS AS2 Ultra
CYCPLUS AS2にはいくつかバリエーションがありますが、携帯性と機能のバランスで見ると「AS2 Ultra」が一番使いやすそうな印象です。
- 軽量かつコンパクトで、サドルバッグやフレームバッグにも収まりやすい
- 設定した気圧まで自動で充填してくれるオートストップ機能付き
一方で、デメリットとしては、
- 価格が高め
- 動作音がかなり大きく、自宅で静かに使うには不向き
といった点が挙げられます。
静音性が高ければフロアポンプ代わりにもなりそうですが、その点は少し惜しいところです。
「電動ポンプを1つ持っておいて、旅先でも自宅でも使い回したい」という方には、検討する価値のあるモデルだと思います。
COOSPO X1
CYCPLUS AS2 Ultra ほどの多機能さは求めないけれど、
「もう少し気軽に持ち歩ける電動ポンプが欲しい」という人に候補になるのが COOSPO X1 のような小型携帯電動ポンプです。
- 手のひらサイズのコンパクト設計
サドルバッグやフレームバッグにも収まりやすく、旅先や輪行ライドのお守りとして携帯しやすいサイズ感です。 - USB充電式で繰り返し使用可能
内蔵バッテリーをUSB経由で充電して使うタイプなので、使い切りのCO2ボンベと違い、ランニングコストを抑えたい人にも向いています。 - 仏式/米式バルブに対応(※対応バルブは商品ページ要確認)
ロードバイクやクロスバイクの仏式バルブに対応しているモデルが多く、日常用のクロスバイクとスポーツバイクの両方で使い回しやすいのが魅力です。 - ボタン操作で一定圧まで自動で入れられるのがラク
手動ポンプのように何十回もポンピングする必要がなく、夜間や悪天候時のパンクでも、短時間で空気を入れ直せます。
最大空気圧や本体重量、対応バルブなどの詳細仕様は、購入前に商品ページで必ず確認しておくと安心です。
4️⃣ ハンドポンプ(携帯型ミニポンプ)
ミニポンプは、とにかくコンパクト&軽量で、常時携帯しやすいのがメリット。
ただし、高圧まで入れるには数百回ポンピングすることもあり、正直あまり多用したくはないカテゴリでもあります。
とはいえ「CO2+ミニポンプ」の組み合わせは、ゆるポタ民にとって最も現実的な携帯セットかもしれません。
TOPEAK Racerocket Mini(レースロケット ミニ)
ミニポンプの中では、1ストロークあたりの空気量が多いのが特徴のモデルです。
主な仕様は以下の通りです。
- 仏式・米式に対応するスマートヘッド(スレッドロック)
- 最大120psiまで充填可能
- 1ストロークの空気量:32.6cc
- CNCアルミ合金シリンダー
- フレーム装着用クランプ付属
- ダストキャップ付き
- 仏式バルブコア着脱用ツール付き
- サイズ:L160 × W30.8 × H26.5mm
- 重量:85g
コンパクトさと実用的な吐出量のバランスが良く、「ミニポンプを1本だけ選ぶなら」候補に挙げやすいモデルです。
LEZYNE POCKET DRIVE HV(ポケットドライブ HV)
ハイボリュームタイプのミニポンプで、1ストロークの空気量は非公表ですが、HV(High Volume)という名前通り、ミニポンプとしては空気が入りやすい設計です。
- 最大空気圧:90psi / 6.2bar
- 重量:89g
- 全長:140mm
高圧ロードタイヤをパンパンにするのは少し根気が要りますが、28C前後のタイヤであれば、CO2インフレーターのバックアップとして携帯するには十分な性能です。
5️⃣ ハンドポンプ(フレーム固定型)
フレーム固定型のポンプは、サイズに余裕があるぶんポンピングがかなり楽になります。
地面に置いてフロアポンプのように使えるモデルも多く、「自宅にも常備しつつ、必要ならそのまま持ち出す」という使い方ができます。
特におすすめしたいのが、TOPEAKの「TURBO MORPH」シリーズです。
TOPEAK TURBO MORPH DIGITAL(ターボ モーフ デジタル)
- 仏式・米式・英式に組み替えできる口金
- 最大160psiまで測れるデジタルゲージ付き(開閉式)
- psi/bar/kg/cm² 表示に対応
- 1ストロークの空気量:102cc
- モニター用リチウム電池(CR2032)付属
- 加圧しやすいT型ハンドル
- アルミ合金シリンダー
- 360°回転できるホースマウント
- フレーム装着用クランプ付属
- サイズ:L350 × W70 × H43mm
- 重量:320g
出典:topeak.jp
「携帯できるフロアポンプ」といった性格で、自宅でも旅先でも一本で完結させたい人向けのモデルです。
TOPEAK TURBO MORPH G(ターボ モーフ G)
こちらはアナログゲージ版のターボモーフ。
- 仏式/米式に組み替え可能な口金
- 最大160psiまで測れるダイヤルゲージ付き(開閉式)
- 1ストロークの空気量:103cc
- T型ハンドル/アルミ合金シリンダー/360°ホースなど基本構造はDIGITALと同系統
- サイズ:L350 × W58 × H30mm
- 重量:280g
出典:topeak.jp
デジタル表示が不要であれば、やや軽量でシンプルな G モデルも選択肢に入ります。
6️⃣ 旅先で役立つパンク修理・周辺アイテム
携帯ポンプとセットで持っておくと安心なアイテムもまとめておきます。
パンク修理キット
- LEZYNE スマートキット(ゴムのり不要パッチ+ステンレス製ヤスリ)
- PARKTOOL スーパーパッチ(パンク修理用パッチ)
- PARKTOOL タイヤブート(サイドカットなどタイヤ自体の補修用シート)
予備チューブを1本持っていれば十分なことも多いですが、複数回のパンクやタイヤ側のダメージに備えて、薄型のパッチキットを財布やポーチに忍ばせておくと安心です。
ウェットシート・使い捨て手袋
- 除菌ウェットシート(例:キレイキレイ 除菌ウェットシート)
- ニトリル手袋などの使い捨てグローブ
パンク修理に限らず、チェーンが外れたときや、泥汚れを触ったときなどにも活躍します。
サドルバッグやフロントバッグの隙間に1セット入れておくと、いざというときにかなり便利です。
7️⃣ まとめ:携帯ポンプは「保険」として自分のスタイルに合わせて選ぶ
最後に、携帯ポンプ選びのポイントを簡単にまとめるとこんな感じです。
- とにかく手軽に復帰したい
→ CO2インフレーター+予備ボンベ - バッテリー管理が気にならないなら
→ CYCPLUS AS2 Ultra など電動ポンプ - 軽さとコンパクトさを優先したい
→ TOPEAK Racerocket Mini/LEZYNE POCKET DRIVE HV - 自宅でも旅先でもしっかり使いたい
→ TOPEAK TURBO MORPH DIGITAL/G をフレーム固定で
ゆるポタ民目線だと、
「CO2インフレーター+小型ミニポンプ+薄いパンク修理キット」
くらいが、安心感と荷物量のバランスが良いかなと感じています。
出先でのパンクはできれば避けたいですが、「準備してある」というだけでも精神的な安心感がかなり違うので、自分の乗り方に合った携帯ポンプを1つ用意しておくのがおすすめです。
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