サイクリストの皆さん、日々の空気入れ、正直ちょっと面倒に感じていませんか?
- 「ポンプヘッドをねじ込むのが固い…」
- 「うまくはまらずに空気が漏れる…」
- 「抜くときにバルブを曲げそうで怖い…」
そんな、誰もが一度は経験したことのある「空気入れの地味なストレス」。 これを根本から解決する、とんでもない新技術が登場しました。
それが、ドイツの老舗タイヤメーカー・**SCHWALBE(シュワルベ)が開発した、全く新しいバルブ規格「CLIK VALVE(クリックバルブ)」**です!
今回は、あなたの自転車ライフを劇的に変えるかもしれない、この革新的なシステムを徹底解説します。
「CLIK VALVE」とは?空気入れの常識が変わる新規格
「CLIK VALVE」は、一言でいうと「ポンプヘッドとの接続を、かつてないほど簡単・確実にした新しい仏式バルブのシステム」です。
従来のバルブが抱えていた、ねじ込みやレバー操作といった手間を一切なくし、誰でも直感的に、そして確実な空気充填を可能にします。
4つのメリット|CLIK VALVEの何がすごいのか?
では、具体的に何がそんなにすごいのか?CLIK VALVEがもたらす4つの大きなメリットを見ていきましょう。
1. 押し込むだけで「カチッ」とロック!
最大のメリットは、その簡単な操作性です。 ポンプヘッドをバルブにまっすぐ押し込むだけ。
「カチッ」という小気味よいクリック音とともに、ヘッドがバルブに確実にロックされます。もう、面倒なねじ込み作業も、固いレバーを倒す必要もありません。
2. まっすぐ引き抜くだけのスムーズな離脱
空気を入れた後も、感動的にスムーズです。 ポンプヘッドをまっすぐ引き抜くだけで、簡単に取り外せます。
従来のポンプヘッドでありがちだった「固くて抜けない!」という格闘や、抜く瞬間にバルブコアを曲げてしまう悲劇とは、もう無縁です。
3. 接続から離脱まで、エア漏れのストレスゼロ
クリック音で接続完了が耳で確認できるため、接続不足による空気漏れの心配がありません。 「シューッ」という音を聞きながら、何度もポンプをはめ直す…そんなストレスから解放されます。
さらに、ヘッドを引き抜く動作とバルブが閉じるタイミングがスムーズに連動するため、離脱時の「プシュッ!」というエア漏れも最小限に抑えられます。
4. 最適化されたスムーズなエアフロー
シュワルベによると、CLIK VALVEは内部構造が最適化されており、スムーズな空気の流れ(エアフロー)が考慮されています。
具体的な数値は公表されていませんが、これにより、ポンピングが少し軽く感じられたり、目標の空気圧までより速く到達できたりといった効果が期待できます。単に接続が楽になるだけでなく、空気充填そのものの質も向上させてくれるのです。
デメリットと注意点:導入にはパーツの追加購入が必要
1. 「CLIK VALVE CORE」と「専用ヘッド」の2つが必要
2026年初頭現在、この「CLIK VALVE」が最初から搭載されているチューブはまだ市販されていません。
そのため、このシステムを利用するには、
- ① CLIK VALVE CORE(クリックバルブ・コア)
- ② CLIK VALVE専用ポンプヘッド
という2つのパーツを別途購入し、今お使いのチューブとポンプにそれぞれ取り付ける必要があります。
2. 対応するのは「バルブコアが外せる仏式バルブ」のみ
「CLIK VALVE CORE」は、どのチューブにでも取り付けられるわけではありません。 大前提として、バルブコア(先端のネジ部分)を取り外せる「2ピース構造」の仏式(フレンチ)バルブである必要があります。
幸い、シュワルベ製のチューブ(例えば、定番の SCHWALBE 17SV など)は、この2ピース構造を採用しているため、問題なく交換可能です。しかし、他社製のチューブや、バルブコアが一体化しているタイプのチューブには取り付けられないので、事前にご自身のチューブの仕様を確認しましょう。
また、ママチャリなどで使われる英式バルブや、マウンテンバイクに多い米式バルブには対応していません。
「CLIK VALVE」を導入するためのアイテム
「CLIK VALVE」を始めるには、いくつかの方法があります。
パターン1:今ある機材を活かす(パーツ交換)
▼ CLIK バルブコア & アダプターセット
まずはこちらの「バルブコア」のセットです。自転車1台分のCLIK VALVEコアと、米式ポンプヘッド用のアダプターが付属しています。このコアに交換すれば、従来の仏式対応ポンプでもそのまま空気を入れられます。
▼ CLIK VALVE ポンプヘッド
次にお手持ちのポンプに取り付ける「専用ヘッド」です。 CLIK VALVEの「カチッ」とハマる快適さを最大限に体験したい方は、こちらの専用ヘッドへの交換がおすすめです。ホースの内径などを確認して、ご自身のポンプに適合するかチェックしましょう。
パターン2:ポンプごと新しくする
▼ CLIK FLOOR DRIVE HP(フロアポンプ)
シュワルベから、CLIK VALVEに完全対応した純正フロアポンプも登場しています。ヘッドの片側が**「CLIK VALVE(仏式)専用口」、もう片側が「米式バルブ対応口」**のリバーシブル仕様になっており、これ1台でスマートに使い分けが可能です。デザインも洗練されており、ポンプごとの買い替えを検討している方には最適な選択肢です。
まとめ:未来のスタンダードになる可能性を秘めた革新技術
「CLIK VALVE」は、パーツを追加購入する手間とコストはかかりますが、それを補って余りあるほどの快適さをもたらしてくれます。
日々のライド前のちょっとした手間とストレスを確実に取り除いてくれる、まさにサイクリスト待望の技術と言えるでしょう。
この圧倒的な利便性は、将来的に多くのメーカーが追随し、数年後には「新しい常識」になっている可能性も十分に考えられます。
次にチューブやポンプを買い替える際は、ぜひこの「CLIK VALVE」を思い出してみてください。あなたの自転車ライフが、もっと快適で楽しいものになるはずです。






